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Ⅱ.地質、測量、土木、建築等の知識(12問)
17. 次は,河川の作用で形成された沖積平野の代表的な地形とその特徴について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
解答:(4)
扇状地:河川によって形成された,谷口を頂点とし平地に向かって扇状に開く半 錐状の堆積地形
自然堤防:河水によって運搬されてきた土砂が,高水,洪水などの際に河道の周囲 に沿って堆積して形成された微高地
引用:平成19年:問12
扇状地(せんじょうち)とは、河川が形成した、谷口を扇頂とする半円錐状の体積地形。山麓では河床勾配が減少し、川幅が広がり、水深が浅くなって河流は運搬力が減じ、谷口に砂礫を体積。河道は洪水時に低いほうに移動し、谷口を中心として左右に変遷して扇状の地形を形成。扇状地面の傾斜はそれを形成した河川の平衡曲線に一致するが礫が大きいほど、洪水量が少ないほど勾配が急。扇状地上の河流は洪水時に扇頂から放射状に分流し、各分流は網状流路を描く。
引用:
地学事典
過去問題:平成26年:問11、平成29年:問17、(平成19~25年:問12で毎年出題されている)
18. 次は,代表的な深成岩の名称を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 安山岩
解答:(1)
安山岩は火山岩となる。(火山岩:マグマが急に冷却してできた岩石で、大きさの異なる鉱物が混じっていて、それが斑点状(斑状組織)に見える。)
参考:第二回改訂版 地盤調査の実務、P.40、P.226、火成岩の分類図
19. 下表は,新生代と中生代の地質年代区分を示したものである。空欄A~Dに当てはまる 名称の適切な組合せ一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
20. 次は,気象庁のホームページに示されている主な火山災害の一例である。文中の空欄にあてはまる適切な用語一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
「火山は時として大きな災害を引き起こします。災害の要因となる主な火山現象には、大きな噴石、火砕流、融雪型火山泥流、□□□□、小さな噴石・火山灰、火山ガス等があります。」
(4) 溶岩流
21. 次は,地理情報システム(GIS)の特徴を示したものである。適切なもの一つを選び記号((1)~ (4))で示せ。
(1) 地球上の現在位置を,人工衛星からの電波で測り知る装置,全地球測位システム
(3) 電子的に現在位置や目的地への経路案内を行う機能
(4) 電子地図における位置の基準となる基盤地図情報を整備する技術
解答:(2)
(1) 地球上の現在位置を,人工衛星からの電波で測り知る装置,全地球測位システム(GPS)
(2) 地理的位置を手掛かりに,位置に関する情報を総合的に管理・加工し,視覚的に表示し,分析や判断を可能にする技術(GIS)
(3) 電子的に現在位置や目的地への経路案内を行う機能(携帯型ナビゲーション装置)
(4) 電子地図における位置の基準となる基盤地図情報を整備する技術
(不明)
参考:
GISとは・・・
22. 次は,構造物の基礎について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 場所打ち杭とは,既製杭を現地で打ち込むものである。
解答:(1)
場所打ち杭工法とは、現場で穴を掘り鉄筋を挿入してコンクリートを打設して杭を作る。
既製杭工法とは、工場で作られたコンクリートや鋼(管)製の杭を穴を掘って挿入する
引用:
杭基礎の工法,日本車輌製造株式会社
23. 次は,山岳トンネルの設計施工計画にあたって調査すべき事項を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(2) トンネル施工基面の液状化の可能性
解答:(2)
山岳トンネルの設計施工計画時に施工基面の液状化の検討は一般的にしない。
参考:第二回改訂版 地盤調査の実務,P.299
24. 次は,地下水について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 自由地下水は,土の間隙を通して大気と接しており,常に一定の深さにある。
解答:(1)
自由地下水は,土の間隙を通して大気と接しており,これらは異なる地下水頭を持つ。
参考:
地下水用語集(立ち上げ段階版)
参考:
地盤調査の方法と解説P.488
過去問:平成27年:問26、平成28年:問25、平成29年:問24、平成29年:問24、令和元年:問24
25. 次は,主な地球環境問題を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(3)炭酸ガスの排出によるオゾン層破壊
26. 次は,根切り工事における揚圧力による盤膨れ対策を示したものである。不適切なもの一つを 選び記号((1)~(4))で示せ。
(1)バーチカルドレーンによる地盤の強度増加
解答:(1)
バーチカルドレーン工法は、鉛直方向に砂柱やプラスティックボードなどを設置し、水平方向の排水により圧密沈下の促進させる。段階盛土などと併用して安定対策にも使われる。
引用:第二回改訂版 地盤調査の実務,P.292
27. 次は,締固め施工時の品質管理項目を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(2)透水係数
解答:(2)
土構造物の造成では、強度、支持力、遮水性などの改善を目的として土の締固めが行われる。
締固め
土の密度による施工管理
現場においては、式(9.6)で定義される締固め度Dc(%)によって締め固めた土の品質管理を判定する。
引用:
土質試験 基本と手引き、P.71,75
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引用: TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理要領,国土交通省
28. 次は,液状化が発生しやすい地区を予測するための地形を示したものである。不適切なもの一 つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(4) 段丘
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