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B.地質,土木・建築等の知識(14問)

11.次は,地形と地盤について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)扇状地:非常に緩く傾斜し,上流から運搬された粘土層も多く,透水性はあまり良くない地盤である。
(2)台地:おもに洪積層からなり全体に固結度が高く,沖積平野の沖積層に較べて構造物建設にとっては問題の少ない地盤である。
(3)河川氾濫原:後背湿地・自然堤防・旧河道など複雑な微地形からなり,砂泥互層状でありかつ水平方向への地層の連続性に欠ける。
(4)海岸低地:地表は平坦で,広い範囲で均質な地層がほぼ一様な厚さで堆積しているが,軟弱な粘土層も堆積し,いわゆる軟弱地盤が多い。



12.次は,花こう岩について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)花こう岩は,深成岩である。
(2)花こう岩の化学組成のうち,SiO2 の含有量は50%程度である。
(3)花こう岩は,完晶質等粒状組織である。
(4)花こう岩の主要構成鉱物は,石英,カリ長石,斜長石,黒雲母などである。



13.次は,地震について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)地中において地震の原因となる急激な岩盤破壊の起こった場所を震源という。
(2)地上に最初に到達する波はP波(縦波)で,次にS波(横波)が到達する。
(3)震源から遠く離れた所ほど,初期微動継続時間が短くなる。
(4)マグニチュードが1大きいと,地震のエネルギーは約 32倍大きい。



14.示準化石とは,地理的に広い分布を持ち,ある特定の地質年代を示す化石である。下表は,地質年代と示準化石の組み合わせを示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
26-14



15.下表は,火山の分類と実際の火山の組合せを示したものである。不適切な組合せ一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
26-15



16.下表は,片道の水準測量の野帳記録である。A地点を基準としてD地点の標高を求めたものである。D地点の前視前とB地点の地盤標高の空欄に当てはまる数値の適切な組合せ一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
26-16



17.次は,基本測量及び公共測量において地表の位置を表示させる方法について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)直角座標で位置を表示する場合の平面直角座標系は,日本では一つに統一されている。
(2)柱状図の位置図および平面図に関して,「場所情報」「基準点情報」が,発注者側から指示されていない場合,国土地理院が発行した地形図などを参考とすることができる。
(3)平面直角座標が分かっていれば緯度経度を求めることができる。
(4)緯度の精度は 1/100秒で約30cmまで表せる。



18.次は,コンクリートの一般的な特性を述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)主要な材料は,セメント,砂,砂利,水である。
(2)施工が容易で,自在に形成できる。
(3)目標とする強度や施工性などに応じて配合できる。
(4)中性化すると,骨材中の鉱物が膨張し,ひび割れを生じる。



19.次は,ダムについて述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)ダムの形式には,重力式コンクリートダム,アーチダム,フィルダムなどがあり,地形・地質条件,コスト条件などによって選択される。
(2)いずれの形式のダムでも,ダム基礎と貯水池周辺地山について,力学的安定性と遮水性について調査が要求される。
(3)調査の初期段階では,計画全域の地質構造,岩石の性状の大略を知るために,文献収集,地形判読,地質踏査を実施するのが通例である。
(4)近年では自然環境保護の観点から,ボーリングや試掘坑調査に代わって,物理探査を主体とした調査が実施される。



20.次は,地下水位観測について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)井戸で観測された地下水位は帯水層の上面深度と必ず一致する。
(2)水位等高線図を作成する場合は,一斉観測が適している。
(3)大気圧開放チューブのない圧力式水位計は,観測値の大気圧補正が必要である。
(4)泥水を使用したボーリングにより設置した地下水位観測孔は孔内の洗浄が必要である。



21.次は,根切り工事における盤膨れ対策を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)止水壁根入れによる地下水遮断
(2)ディープウェルによる地下水位低下
(3)薬液注入による帯水層の止水
(4)親杭横矢板による山留



22.次は,締固め特性について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)締固めエネルギーが異なっても,同じ土であれば最大乾燥密度は同じ値となる。
(2)乾燥側で締固めた土は非常に硬いが,地下水等で飽和されると弱化しやすくなる。
(3)土粒子が破砕しやすい場合は,繰返し法で行うと非繰返し法に比べて乾燥密度が高くなる。
(4)許容最大粒径以上の粗粒分の混入割合によって最大乾燥密度の値を補正する必要がある。



23.次は,沖積低地で盛土工事を行う場合の一般的な検討項目を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)盛土荷重による圧密沈下
(2)盛土直下の水平地盤反力
(3)地下水位以下の砂地盤の液状化
(4)盛土による地盤の破壊



24.次は,液状化しやすい場所の地形を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。

(1)新しい埋立地
(2)旧河道・旧池沼
(3)山地・丘陵地
(4)氾濫平野




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