1. 次は,地質調査技士資格及び国土交通省の地質調査業者登録規程について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 地質調査技士資格は,国土交通省の地質調査業務共通仕様書において,業務内容により主任技術者の資格として認められている。
(2) 地質調査技士資格は,国土交通省をはじめ,その他多くの発注機関で発注要件として活用されている。
(3) 地質調査業者登録規程の登録要件には,財産的要件が定められている。
(4) 地質調査業者登録規程における登録が無い場合,地質調査業を営むことはできない。
2. 次は,技術者の継続教育(CPD)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 継続教育の教育形態や時間重み係数は,日本技術士会や学協会など全ての機関が同一の基準を採用している。
(2) 技術者としての知識及び技能の水準を向上させることを目指すものである。
(3) 入札要件や技術者評価として活用する行政機関が増えてきている。
(4) 地質調査技士資格の登録更新制度に活用されている。
3. 次は,全国地質調査業協会連合会の「倫理綱領」のうち,顧客の信頼に応えるための行動指針 を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 秘匿事項の保護
(2) 良質な成果品の提供
(3) 改ざんしたデータの提供
(4) 中立・独立性の堅持
4. 次は,「地すべり等防止法」について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~ (4))で示せ。
(1) 地すべり防止区域の指定は,必要に応じ,地形,地質,降水,地表水若しくは地下水又は 土地の滑動状況に関する現地調査をして行うものとする。
(2) 地すべり防止工事の施行その他地すべり防止区域の管理は,当該地すべり防止区域の存す る都道府県の意見をきいて,すべて国が行うものとする。
(3) 「地すべり」とは,土地の一部が地下水等に起因してすべる現象又はこれに伴って移動す る現象をいう。
(4) この法律は,地すべり及びぼた山の崩壊による被害を除却し,又は軽減するため,地すべ り及びぼた山の崩壊を防止し,国土の保全と民生の安定に資することを目的とする。
5. 次は,日本国内における近年の地質調査業務の事業量(契約総額)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 事業量の約6割は国の機関の発注によるものである。
(2) 建設投資額に占める割合は1%未満と推定される。
(3) 維持管理や防災・減災に関わる事業量が増えてきている。
(4) 最近約10年間の事業量は,多少の変動はあるものの巨視的には横ばいの状態である。
6. 次は,国土交通省の「地質・土質調査成果電子納品要領(平成 28 年 10 月版)」及び「電子納 品運用ガイドライン【地質・土質調査編】(平成 28 年 12 月版)」の主な改定事項について述べ たものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 「ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説」の改定に対 応するため,ボーリング柱状図様式が追加された。
(2) 国土交通省が推進する「i-Construction」に対応するため,電子媒体ルート直下に「ICON」 フォルダが追加された。
(3) データの大容量化に対応するため,納品時に使用する電子媒体は,種類に関わらず標準使用可となった。
(4) 「ボーリング柱状図作成及びボーリングコア取扱い・保管要領(案)・同解説」に記載されている用語と整合を図るため,「デジタルコア写真整理結果」は,「連続ボーリングコア写真」という用語に変更された。
7. 次は,電子化された地質情報の利活用について述べたものである。不適切なもの一つを選び記 号((1)~(4))で示せ。
(1) Web 上で無償公開されている国や自治体などのボーリングデータの提供方法は,Web-GIS が主流となっている。
(2) 国土交通省等は,「国土地盤情報検索サイト(KuniJiban)」で公開している地盤情報に対し て,複製,頒布,貸与及び販売することを禁止している。
(3) 国や自治体などの地盤情報提供者は,提供する地盤情報の利用により利用者又は第三者が, 直接又は間接的に被った損失・損害等について一切責任を負わないとしている例が多い。
(4) 公開されている地盤データの位置精度は,公開元(自治体等)や個々のデータにより異な るため,利用に際しては注意が必要である。
8. 次は,環境基本法において環境基準が定められている項目を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 大気
(2) 土壌
(3) ダイオキシン類
(4) 振動
9. 次は,産業廃棄物管理票(マニフェスト)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 排出事業者が産業廃棄物を自ら処理する場合,交付は不要である。
(2) 排出事業者は,産業廃棄物を処理業者に引き渡す際にマニフェストを交付する。
(3) 産業廃棄物の処理量を軽減することを目的としている。
(4) 産業廃棄物が適正に処理されたかどうかを確認することを目的としている。
10. 次は,ISO9001:2015 年版(品質マネジメントシステム)の主な特徴について述べたものであ る。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) システムの構造の画一化又は文書の画一化を意図している。
(2) 業種及び形態,規模,提供する製品を問わず,あらゆる組織に適用できる。
(3) 製品の品質保証及び顧客満足度の向上を目指している。
(4) システムの継続的改善の概念を導入している。
11. 次は,「第 4 次社会資本整備重点計画」で示された「社会資本整備の目指す姿と計画期間における重点目標」を示したものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 社会資本の戦略的な維持管理,更新を行う。
(2) 災害特性や地域の脆弱性に応じて災害等のリスクを低減する。
(3) 人口減少,高齢化等に対応した持続可能な地域社会を形成する。
(4) 公共投資を増加し,経済成長を支える基盤を強化する。
12. 次は,国土交通省における建設コンサルタント業務等の発注方式について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 発注方式は,業務の規模や特性に応じて個別に選択される。
(2) プロポーザル方式は,技術提案に基づいて仕様を作成するほうが最も優れた成果が期待できる場合に適用する。
(3) 総合評価落札方式は,技術提案書の提出を求められる。
(4) 価格競争入札方式では,応札した価格点と技術点によって落札者を決定する。
13. 次は,仕様書について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 仕様書とは,業務を遂行する上で,必要な事項を説明,指示したものである。
(2) 共通仕様書は個々の業務特有の事項を記載したものであり,特記仕様書は発注者毎に定め られている業務に共通して適用されるものである。
(3) 仕様書には,共通仕様書と特記仕様書がある。
(4) 共通仕様書と特記仕様書で同じ作業での指示内容が異なる場合,受注者は発注者の監督職員に確認しなければならない。
14. 次は,TECRIS(テクリス)について述べたものである。不適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 登録は,原則として業務契約時,業務内容変更時(請負金額変更などが行われた時),及び業務完了時に行う。
(2) テクリス(業務)で登録している技術者IDは,コリンズ(工事)でも共通で使用できる。
(3) 公共機関・公益民間企業から発注された測量,調査,設計及び補償コンサルタントの業務のうち,請負金額 300 万円以上(税込み)の業務を登録対象とする。
(4) 業務完了時の登録では,業務実績データとして業務概要を全角 300 字以内,業務キーワードを最大5つまで登録することができる。
15. 次は,受注者が業務上知り得た情報の扱いに関する守秘義務について述べたものである。適切なもの一つを選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 調査地点を明らかにしなくても外部に公表してはならない。
(2) 発注者の同意があっても外部に公表してはならない。
(3) 業務完了後であれば外部に公表してもよい。
(4) 業務上明らかな欠陥(公共の利益に反する)を発見しても,発注者の意向により外部に公表してはならない。
16. 次は,公共土木設計業務等標準委託契約約款について述べたものである。不適切なもの一つを 選び記号((1)~(4))で示せ。
(1) 複数の会社による設計共同体が認められている。
(2) 指示,請求,通知などは書面以外で行ってもよい。
(3) 業務の一括再委託や主たる部分の再委託を禁止している。
(4) 照査技術者は管理技術者を兼ねることができない。
▼クリックでⅠ解説▼